ベランダに癒しの小宇宙!3ステップで作る睡蓮鉢とメダカの簡単ビオトープ
我が家のベランダをミニ空中庭園にしたい、有江慶彰です。
過去5年間、金魚やメダカを飼育してみて、自分が一番良い方法と思うのが、この「睡蓮鉢とメダカのビオトープ」です。
意外と簡単に作れるので、今回は自分のやり方をご紹介します。
人にもメダカにも嬉しいベランダビオトープ。なにより、癒されます。
もくじ
ベランダビオトープとは?
「ビオトープ」という言葉は、破壊された自然の生態系を、元通りに再生しようとする考え方や運動のことです。
なんだかすごそうな感じがしますが、「ベランダビオトープ」は、もっと気軽なもので、その思想を、ぎゅっとコンパクトにした癒しの小宇宙。自然を身近に感じることができるものです。
水槽やエアーポンプなどの電気を使う器具や、人工的なエサなどを使わずに「自然の生態系の良好な循環活動」を第一に考えます。
なんだか難しそうですが、やってみると意外と簡単です。
ステップ1:水を作る
では、さっそく作り方を紹介します。
まずは一番大事な「水」を作ります。
<用意するもの>
その他、綺麗な石や、流木などを入れてもOKです。
睡蓮鉢はホームセンターなどで、わりといい感じのものが安く売ってます。
この状態で1週間放置します。
塩素が抜けて、微生物が増えやすい環境が整います。
ステップ2:睡蓮を沈める
水を1週間置いたら、次は睡蓮を入れます。土が入った鉢ごと、睡蓮鉢の中に沈めます。
黒いビニールなどの鉢のままだと雰囲気が出ないので、ちゃんとした植木鉢に入れて沈めるのがおすすめです。
複数の水草などを入れたくなりますが、個人的には睡蓮だけの方が見た目が美しいと思います。元気な種類の水草を入れると、夏になると、ぼうぼうになってしまいます(笑)
睡蓮の花はアサガオみたいに、夜は花を閉じて、また朝に花が開くので、共に生活している感じがして愛着がわきます。
このまま水が澄むまで、さらに1週間置きます。
その間に微生物も着々と増えます。微生物はメダカのフンを分解してくれます。そして、メダカはその微生物を食べます。この自然の循環がスゴイ。
ステップ3:メダカを放つ
<飼えるメダカの数>
ペットショップの店員さんは、1リットルで1匹買えると教えてくれますが、ビオトープは水が命。メダカが多いとそれだけ水が汚れるスピードが速くなります。
なので、自分の経験からいうと、3リットルに1匹くらいがちょうどいいと思います。我が家は、クロメダカ、シロメダカ、アオメダカ、各2匹ずつ、計6匹放ちました。
メダカは水温の急激な変化に弱いので、水温を合わせるために、まずは袋ごと水に浮かべて、20〜30分くらいこのままにします。
お店で酸素を袋に注入してくれるので、買ってきてそんなに時間が経っていなければ袋を閉じたままで大丈夫です。(真夏は開けたほうがいいかも。その場合はメダカが出てしまわないように要注意)
<他の生き物>
我が家では、試しに、コケを食べてくれる「ヤマトヌマエビ」を3匹、いっしょに入れてみたのですが、次の日、全員いなくなってました!(泣)
エビは跳ねるので、蓋付きの水槽じゃないとダメみたいですね。。。エビくん、ゴメン。
コケが増えてきたら、お掃除屋さんの「タニシ」を入れる予定。
水温が合ったら、メダカを放ちます。
気持ちよさそうです。
日々のお世話
我が家では、以下のようにしてビオトープを維持しています。
- 3リットル入るジョウロに、前日に水をためておきます。(塩素を抜く)
- 毎朝、前日に用意しておいたジョウロから睡蓮鉢に水を入れる。
- 水面に浮かんでいるゴミなどが流れ出るまで入れる。(2リットルくらい)
- メダカが流れ出てしまわないように注意する。
- 水が汚れていたら(特に夏場)アクをすくう網でゴミをすくう。
- 残った水(1リットルくらい)を他のグリーンに使う。
- またジョウロに水をくんで、ベランダに置いておく。
という感じで、基本的には、毎日、水を入れることと、水が汚れないようにすること、この二つを守れば、メダカは、水面に落ちた虫や微生物などを食べて、とても長生きします。
ちなみに、睡蓮を入れた時に、アブラムシがたくさん付いていることがありますが、水面に落とせば、メダカがパクパク食べてくれますよ!
まとめ
・世話も簡単、電気代やエサ代もかからない、人にもメダカにも嬉しいベランダビオトープ!
水の中にメダカがゆらゆら泳いでいる姿を見るだけで、とても癒されます。
うちの双子は「うわぉ!うわぉ〜〜!」と大声を出して、メダカを指さします(笑)
皆さんのおうちのベランダにも、癒しの小宇宙を作ってみませんか?