あなたは常識人間を捨てられるか「自分の中に毒を持て」岡本太郎
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芸術は爆発だ!有江慶彰です。
今回は、転職の最初にやること=「退職を決意すること」の背中を押してもらった一冊、岡本太郎氏の著書「自分の中に毒を持て」で、個人的に心に刺さった箇所をご紹介します。
岡本太郎氏の印象
自分が子供の頃の印象は「テレビに出てる、変なおじさん」でした。こう書くと志村けんさんみたいですけど(笑)
実は、最近までずっとそのようなイメージがあったのですが、「自分の中に毒を持て」を読んで、180度変わりました。
この一冊で、すっかりファンになってしまったので、他の本も買いあさり、生誕100年岡本太郎展にも行って、双子に邪魔されながらも「TAROの塔 DVD-BOX」も観ました。
とにかく、アツくしてくれます。
twitter の 岡本太郎bot → @okamoto_taro_bt もオススメ。
心に刺さるところは、人それぞれだと思いますが、「自分の中に毒を持て」を読んで、個人的に特にグっときたところを、ピックアップして紹介させていただきます。
「自分の中に毒を持て」を読んで、心に刺さったところ
自分自身の最大の敵は他人ではなく自分自身。
自分のことが自分でわからないのに、勝手に自分はダメだと見切り、安全な道をとってしまう。
夢が成就しなかったとしても、精いっぱい挑戦した、それで爽やかだ。
どんなことでもいいからちょっとでも情熱を感じること、惹かれそうなことを無条件にやってみるしかない。
続かなかったら続かなかったでいいんだ。いいと思うべきだ。計画がダメになるということも、計画のうちに入るかもしれないんだ。つまり、さまざまのバリエーションで自分の運命を試すという”計画”を持つことになる。その方が、おもしろいじゃないか。
自分がまだ自由でない、と考えるならば、それでかまわないという気持ちで、平気でやってゆくべきなんです。「自由」ということにこだわると、ただちにまた自由ではなくなってしまう。これはたいへん人間的な矛盾ですが。
やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。うまくやろう、成功しようとするから、逆にうまくいかない。世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。
自分の正しいと思ったことを、平気で明朗に表す。そうすれば、どんなに制約のあるところでも、みんなが明朗になって、やる気になって楽しく生きがいのある生活に巻き込まれていくだろう。
むしろ下手の方がよいのだ。笑い出すほど不器用であれば、それはかえって楽しいではないか。平気でどんどん作って、生活を豊かにひらいていく。そうすべきなのである。意外にも美しく、うれしいものが出来る。
激しく挑みつづけても、世の中は変わらない。しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。
本当に生きがいをもって、瞬間瞬間に自分を開いて生きているかどうか。システムのベルトコンベアーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活を続けているというなら、本質的に生きているとはいえない。
まとめ
・岡本太郎氏の言う「爆発」とは、瞬間瞬間に自分を開いて生きること。
ドカーーン!という爆発ではなく、瞬間的に、パーーッ!ときらめくような爆発のイメージなのだそうです。そんな生き方ができるように、自分も、自分自身と闘い続けます。