5才からはじめるプログラミング!iPadの無料アプリ「ScratchJr」を試す

プログラミングの勉強って、何才からできるの?

ScratchJr(スクラッチ・ジュニア)というアプリを使えば、
5才からはじめられると聞いて、実際に試してみた。


もくじ

文字が読めなくても大丈夫!

僕が講師をつとめるプログラミング・スタートアップ with キッズでは、
こどもパソコンIchigoJamを使ってるのですけども、
キーボードからパチパチ入力するのは、
うちの5才のこども達には、ちょっとまだ早いようです。

ScratchJrのよいところは、文字が読めなくても大丈夫ってこと。
プログラムの命令ひとつひとつがブロックになっていて、
絵をつなげて組立てる。

iPadの特性を活かした感覚的な操作で、
楽しみながら学ぶことができるというわけです。

アプリは無料だし、自宅ですぐはじめられるからお手軽。

5才でも本当にできるの?

で、実際にうちの5才双子にやらせてみる。
「はい、やって」と言ってアプリを渡すだけではむずかしそうなので、
とりあえず簡単そうな本を買って、導入は一緒につきあう。

5才からはじめる すくすくプログラミング

5才からはじめる すくすくプログラミング

この本、ぜんぶ平仮名で書いてあります汗。

5才からはじめる すくすくプログラミング

正直、大人には読みにくいかもしれないけども、
こどもが「こども用なんだ!」って認識してくれたので、
興味を持ってもらう目的としては効果アリ。

内容は非常にやさしくて、実際に操作しながら進んでいくので、
この本に沿って一緒に進めていくだけで、操作に慣れることができる。

この本で学べることは…

・ScratchJrの基本操作
・絵の描き方
・キャラクターの動かし方

で、最終的につくれるものは…

・あみだくじ(えらんだ線の上をボールが動いて、あたり・はずれの表示)
・ジャンプゲーム(横から迫ってくる障害物をジャンプボタンでよけるゲーム)
・動く絵本(キャラクターが自動で動き、4コマ漫画みたいにシーンが切り替わる)

どれも、なかなか楽しい。

そして、この3つをつくり終えると、基本的なプログラムの考え方が身につく。
それぞれの章の最後にはプログラムの改良のヒントが書いてあるのも嬉しい。
あそびやゲームがベースになっているから、こどもの食いつきがよい。

学んだことを応用すれば、いろいろな作品が作れます。
3時間くらいかけて本を終えた後、うちの5才双子がつくったのはコレ。

う○こから逃げるゲーム

「う○こから逃げるゲーム」

右側にある得体の知れないモノは、ネコを操作するための十字キー。
むちゃくちゃに動きまわるう○こから必死で逃げまわるゲームです。
ぶつかるとゲームオーバー、逃げきったらクリアです。

画面下に並んでいるのがブロックをくっつけて書いた実際のプログラム。
ぜんぶ絵であらわされているので文字が読めなくても、
ほとんど全部こども達だけでつくることができました。

まぁ、内容はかなりくだらないのですけども、
5才でここまでプログラミングができれば大したもんです。
ScratchJr、スゴイ。

本人の「興味」が大事

いろいろやってみて思うのは、大人も一緒ですけど、
お勉強っぽく一方的に進めると、やらされてる感が出ちゃって、
やる気につながりにくい。

本に載ってることをそのままやるよりも、好きなように絵を描かせてみたり、
本人たちの発想を取り入れながら、つくる側が「楽しい!」って思えるように
工夫しながら進められるとモチベーションも保てて身につきやすそうです。

次のステップ

本の最後には、次のステップアップとして用意されている
Pyonkee(ピョンキー)っていうアプリが少しだけ紹介されています。

Pyonkee

ひらがなが読める必要がありますが、こちらもiPadで無料でできるので、
ものたりないこども達にはこちらのPyonkeeをどうぞ。
うちの2人も興味を持ったようで、さいきん遊びはじめました。

Pyonkeeにも興味を持ちはじめた5才双子

よくみると、プログラムはまったく書いてなくて、
キャラクターを画面に配置しまくってるだけなのですが笑、
まずは興味を持つことが大事!

まとめ

現在、世界的な規模でこどものプログラミング教育が注目されています。

プログラマーを増やす。それも良いかもしれません。

でも、プログラミングは、論理的に考える力、問題を解決する力、
生きるうえで必要な力を養えるものだと僕は信じています。

そして何より、つくることは「楽しい!」ってことを、
次の世代に伝えたいですね。

2016-01-17 | Posted in 子育てComments Closed 

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