自然体の自分として生きるために「ぶれない軸」を持つ
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ぶれない、有江慶彰です。
「媚びない人生」を読んで、すっかりファンになってしまったジョン・キム氏の著書「真夜中の幸福論」を読みました。
もくじ
幸福の条件
このブログ(自分)のテーマは、右上のほうにも書いてある通り「自他共に幸福」であることです。
「一方向な関係で片方だけが幸福になる」のではなく、
「双方向な関係で共に幸福になる」
各個人、一人一人がそのような考えを持つことができれば、とても楽しい世界になるのではないかと思っています。
では「幸福」とは、いったいなんでしょうか?
ジョン・キム氏が考える「幸福」とは、とてもシンプルです。
それは以下の2つ。
- その人が「自然体」で生きていること。
- 「自分が愛せる自分自身」として生きていること。
しかし、それを聞くと、このような声も聞こえてきます。
- そんなふうに生きられたら素敵だが、世の中は思い通りにはいかないことだらけ。
- 自然に振る舞えば人からとやかく言われることもある。
- 人につい嫌なことを言ってしまう自分がいたりする。
では、いったいどうすれば、いいのでしょう?
ぶれない「軸」が自分の中にしっかりあること。
それが、ありのままの自然体の自分として生きるための必須条件だと、ジョン・キム氏は説いています。
周りの目を気にしすぎず、いつもありのままの自分として穏やかに大らかでいる。
これができれば、どんなに幸せでしょうか!
しかし、現代の社会では、そう簡単なことではありません。日常の環境は絶えず変化し、それに合わせて自分自身も変わっていく必要があるからです。
そのような状況の中で、自分の「軸」を構築し、持ち続けるには、相当な決意と努力が求めらる。
つまり、「自分の軸をつくる」=「幸福になる」には、意識的かつ継続的な努力が必要だということです。
「漠然とした不安」の中にこそ「幸福の種」がある。
自分の「軸」をつくるプロセスにこそ「幸福の種」がある。だから、その努力の道はつらいものではないと、ジョン・キム氏は説いています。
私も今回の転職活動をきっかけに、自分とじっくり向き合う時間を取って、なんとか「軸」のようなものが見えてきたと思っています。それまでにあった大きな不安は無くなりましたが、それでもやはり、これで正しいのか?と「漠然とした不安」を感じることもあります。
でも、見方を変えると、その「不安」は、自分の中に「無限の可能性」が潜んでいることの証拠でもある。そう思えた時、とてもポジティブな状態に戻ることができます。
純度の高い自分に戻る時間
「自分と向き合う時間」=「純度の高い自分に戻る時間」
なかなかそのような時間をつくることがむずかしいのが現代の社会です。
しかし、そんな時だからこそ、自分を見つめ直す時間を意識的につくるべきです。
ジョン・キム氏が、この本を通して私たちと一緒に試みようとしていること、
「ぼくたちの内面にある自由な領域」というものを、いかに広げていくか。
これが、未来の私たちが幸福であるためのテーマになるのではないかと思います。
まとめ
・「自然体の自分として生きる」=「幸福になる」=「ぶれない軸を持つ」ために、自分を見つめ直す時間を意識的につくる。
「真夜中の幸福論」を読んで、「静寂の中にある熱いもの」をふつふつと感じました。とても気に入ったので、来週の記事にも引き続いてしまおうかと思っています。