幸せな働き方を考える(その17:人生の羅針盤)
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コンパスをカバンの中に潜めておくだけで何故かワクワクする、有江慶彰です。
さて、今回は、幸せな働き方を考えるシリーズ、第17回目。
前回までの間に、自分の考える「幸せな働き方」の全体像について、一通り記事におこしてみました。
区切りがいいので、ここで一旦、総括的なまとめをしておきたいと思いますます。
幸せな働き方の全体像
ぎゅっと詰め込むのが好きなので、むりやり1枚のカードに詰め込んでみました!
なんだか、えらいことになってますが(汗)、順を追って進めます。
5つの丸を支える下の3つの丸が「自分」です。
- ワクワクすること → ワクワクカード大作戦(第4回、第5回参照)で明確にする。自分の表現の根っこになる。
- スムーズにできること(他の人より得意なこと) → 過去の事実を整理する。自分の性格が強く関係する。
- やってきたことを活かせること(経験のある技術・知識) → 過去の事実を整理する。不足しているならば鍛える。
上記の3つが「かさなるところ」(3つを全て満たすところ)を、「自分の持ち札」=「自分が幸せに働くためのテーマ」と考える。2と3だけでなく、1をかさねておくことが幸せに働く上で重要。
5つの丸の上にある、2つの丸の「かさなるところ」が「お金になること」
人が幸せになることだけでなく、時代の流れに逆行しないことを考える。
「人がしあわせになること」を見つけるには、まず相手の「欲しいモノ=見えるもの=手段」を採取する。そこに対して「何故?」を繰り返し、その背景にある「改善したいコト=見えないもの=目的」を捕らえる。
見えるもの = 手段
(例:高いギターが欲しい、面白いネタが欲しい、高級な車が欲しい)見えないもの = 目的
(例:女の子にもてたい、人を楽しませたい、家族との時間を増やしたい)
持ち札の中から「切り札」を出すには、場の流れを読む必要がある。
現代は、個人が世界規模のネットワークにフラットにつながる時代。時代が改善したいコトとは、人のつながりを以下のように変えること。
- タテ → ヨコ
- 一方向 → 双方向
- ツリー型 → サークル型
実際に注目されているサービスなどをみると、むしろ既に変わってきている。その流れを率先してつくる働き、自らが変わる働きをすることが、時代の流れにのることである。人のつながり方を上記のように変えるには、「自分の持ち札」=「自分の幸せな働き方のテーマ」を明確に持ち、各個人が自立する必要がある。
以上、5つの丸の全てが「かさなるところ」を狙って、私たちの「持ち札」の中から「切り札」を出す。これが「幸せな働き方」を考えるときに目指すべき方向=「人生の羅針盤」となる。
まとめ
・「幸せな働き方」=各個人が「持ち札」を明確に持ち、場の流れを読みつつ、人が幸せになることに対して「切り札」を出していくこと。
仕事が一方的にふってくる時代が終わり、自ら仕事を取りに行かなければならない時代がきていると感じます。そのような時代で幸せに働くために、まずやるべきことは、自分の「持ち札」=「幸せに働くためのテーマ」を明確に持ち、一人一人が自立することだと考えます。そして、それぞれがヨコにつながり、お互いの「持ち札」をかさねあわせていくことが「幸せな働き方」であると思います。