幸せな働き方を考える(その12:日本人の持ち札)
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オカンが日舞の師範代、有江慶彰です。
さて、今回は、幸せな働き方を考えるシリーズ、第12回目。
私たち = 日本人の持ち札について考えます。
前回のあらすじ
前回は「時代の流れにのってること」とは何か?を考えるために、まずは、「今の時代」について以下のように考えました。
今の時代 = 「私たちの情報のやりとりが急速に便利になり、人とのつながりが見直されている時代」
よって、人が便利につながる時代を生きる私たちが、時代の流れにうまく乗るには、人と人のつながり、つまり「個のつながり」を見直すことに、なんらかのヒントがありそうだと考えました。
引き続き、上記のキーワード「個のつながり」を念頭に置きつつ、幸せを重ねるツール「かさなるハッピーメソッド」を使って、「私たち」と「時代」の幸せが「かさなるところ」を探っていきたいと思います!
日本人の持ち札
(1) か → かこ:「過去」の実績を振り返り、自分の「持ち札」を把握する
(2) さ → さいしゅ:相手の「欲しいモノ」を、自分から「採取」しに行く
(3) な → なぜ:「何故」それが欲しいのか?背景にある「改善したいコト」を捕らえる
(4) る → るんるん:改善後の未来に相手が「ルンルン」出来るように「切り札」を出す
今回は、上記の「かさなるハッピーメソッド」の『(1) か → かこ:「過去」の実績を振り返り、自分の「持ち札」を把握する』を使って、私たち=日本人の「持ち札」を把握してみることにトライします。
前回の記事で導き出したキーワード「個のつながり」を念頭に置いて考えると、現代は「個人が世界と繋がる時代」といえます。ということは、視野を世界レベルまで広く持つ必要がありそうです。
そこで、まずは、過去の実績として、日本人がどんな気候や環境で育ち、その性格や価値観を育んできたのか、他の国と違う部分に注目しつつ、考えてみるのはどうでしょうか。私たちの特性のベースを作り上げることに、その土地柄が影響する部分は少なくないはずです。
自分が思いつくところを、ざっとあげてみます。
土地が狭い。
四季がある。
台風が来る。
自然が多い。
島国である。
ここから思いつく性格を連想してみます。
土地が狭い。 → 細かい
四季がある。 → 感受性が高い
自然が多い。 → 受け身的
台風が来る。 → 突発的
島国である。 → 内と外の意識が強い
当然、人それぞれ性格は異なりますが、日本人の特徴をざっくりと捕らえているような気がします。
この方向でいけそうな感じがするので、連想したそれぞれの性格から、持ち札になりそうな特性をもう少しだけ、ばーっとあげてみます。
<細かい>
・和菓子などの細かい職人技
・細やかな気配り、おもてなし
<感受性が高い>
・色々なものを受け入れる受容力、調和性
・ありのままの自然であることを美とする精神、侘び寂び
<受け身的>
・変化に対する柔軟な対応
・協調性
<突発的>
・思い切りが良いことを美徳とする
・淡泊に忘れることを美徳とする
<内と外の意識が強い>
・内を大事にする(家の中で靴を脱ぐ)
・内の人を信頼する(障子で仕切る → ほとんど隔たりがない)
もっと色々あると思いますけども、自分がざっと思いつくところはこんなところです。
個人が世界に繋がるこの時代において、視野を世界レベルまで広く持ち、自分の特性をつくる土台になっている「日本人」について、考えてみることも大事な時代なのではないかと思います。
IT的に考えると、「日本人」という「OS」の上に、「自分」という「アプリケーション」がインストールされているイメージです。
さて、この「持ち札」の中から「時代の流れにのる」ための「切り札」を見つけていきたいわけですが、良くも悪くも「個のつながり」に関わってくるところがありそうです。
まとめ
・自分の中にある「日本人というOS」を意識してみると、新しい発見があるかも
自分の幸せなことを駆使して、世界レベルで何かを貢献できるような人になれることを目指していきたいと思います。
さて、明日からも引き続き、「かさなるハッピーメソッド」の『(2) さ → さいしゅ:相手の「欲しいモノ」を、自分から「採取」しに行く』を使って、「時代」という相手が欲しているモノを採取することにトライしてみたいと思います。