子どもが育つ魔法の言葉「子は親の鏡」

子どもが育つ魔法の言葉「子は親の鏡」
photo credit: Werner Kunz via photo pin cc

最近やっと「パパ」と呼ばれることに違和感がなくなった、有江慶彰です。

昨日は父の日だったので、今回は、父と子をテーマとした「子育て」について書きます。


もくじ

父の日

さて、昨日は父の日でしたね。皆さん、何かされました?

自分は、「孫」のことが大好物の親父さん宛てに、我が家の双子の写真をメールで送りました。(機械が苦手な人なので、オカンの携帯に送信)

双子が生まれるまでは、実家にワインを持って行って一緒に飲む(親父さんの日本に対する不満を聞く)のが定番だったのですが、今は孫の写真が一番嬉しいみたいです。

いつも世の中に対して不満をつぶやいている厳格な親父さんですが、そんな人が孫を見てニヤニヤしているのを見ると、孫の力って本当にすごいなぁと実感します。

そして、2年前から、自分自身も父親として、妻から父の日のプレゼントをもらうようになりました。

今年は、ローライズ・ボクサー・パンツです。セクシーです。ここぞという商談の時に履いていきます(笑)

子は親の鏡

自分は、子供が生まれるまで、育児には全く興味がなかったのですが、最近は育児本も多読します。

特に気付きが多かった本はコレです。

『子どもが育つ魔法の言葉』(1998年刊・アメリカ)

40年以上にわたって家族関係についての授業や講演を行い、家庭教育や子育てコンサルタントを務めたドロシー・ロー・ノルトさんの著書。

22ヵ国語に翻訳されて、世界中で多くの共感を呼び、ミリオンセラーになった有名な本です。本の中に書かれている詩「子は親の鏡」は37ヵ国語に翻訳されました。

『子は親の鏡』

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、

子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

© ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス 石井 千春

子供は、親の「行動」から学ぶ、ということですね。

うーん、耳が痛い。

うちの双子は1歳8ヶ月になりましたが、自我も芽生え始めて、腕力もついてきたので、もう完全なやんちゃ盛り。

またがって遊ぶクレーン車のおもちゃをぶん投げて来たり、料理が並んだ食卓の上にクッションを投げてきたり、相方の指に噛みついたり、頭突きをかましてきたり、もう、やりたいほうだいです。注意しても、ケラッケラ笑ってます。

最近は「コラ!」とか「オイ!」とか「アホか!」とか、つい声が出てしまうようなことが多いので、この本を読んで、少し自分たちの「行動」を考えなおさねばならないなぁと思いました。

「言葉が解るようになれば、子育てもしやすくなる」と、ずっと思ってきたのですが、なんだか違うようです。

うちの親父さん

この本を読んだ後、「そういえば、うちの親父さんて、自分が小さい頃どんなだったかなー?」と、ふと思い出してみると、とにかくストイックに何かをコツコツやってる親父さんの姿を思い出します。

演歌にハマれば一日中歌う。うまく歌えない箇所があれば、トイレでも風呂の中でも、うまく歌えるようになるまで、何度も何度も同じ箇所を繰り返し歌う。

英語にハマると一日中英語。同じフレーズで何度も何度も繰り返し話しかけてくる。同じ意味の英語を違う言い回しで何度も何度も畳み掛けてくる。

正直「ウザッ!」と思ってました。強烈に(笑)

2012年のマイブーム

2012年に入ってから、コツコツやることがマイブームです。若い頃は、コツコツやることがどうしてもかっこ良くないことに思えて、瞬発力とか発想力みたいなものに憧れるところがありましたが、最近になって、ストイックにコツコツやるのもいいなぁと思いはじめて、試しに以下のようなことを始めてみました。

1ヶ月ごとに、ひとつの習慣を増やしています。

1月〜 毎朝、早起きして1日の計画をたてる

2月〜 毎晩、寝る前にヨガをやる

3月〜 毎日、英単語の練習をする

4月〜 毎日、ライフログをつける

5月〜 毎日(平日)、ブログを書く

実際にコツコツやることを始めてみると、最初の一ヶ月さえ頑張って乗り越えれば、生活の一部に出来ることがわかりました。くじけそうなときは、未来の自分を想像して、ワクワクできれば続きます。

コツコツ続けると、いろいろな良い効果が現れます。そして人生の質を高める上で、一番の近道なような気がします。この辺りはまた話が長くなりそうなので、詳細については、またブログの記事にしたいと思います!

で、また、うちの親父さん

さて、また親父さんの話に戻ります。

親父さんとは、たまに実家に帰った時に飲む機会がありますが、話す話題といえば「孫」と「日本に対する不満」。最近は「孫」の割合も増えて少し平和です(笑)

仕事のやり方や、人生の楽しみ方などについて、具体的に語り合ったようなことがないので、親父さんからは直接何か教えてもらったことがないなぁ、と思っていたのですが、実は、この「ストイックにコツコツやること」を身をもって教えてくれていたのだということに最近気付き、はっとしました。

そして、最近の親父さんは、ひたすら英語をコツコツ勉強していて、英検準1級を狙っています。80代で受かると新聞に載るそうです。英語を使って何かをするわけでもなく、ただコツコツやることが大好きなんですね。でも、なんだか、とても幸せそうなのです。

というわけで、自分も、そんな親父さんを見習って「行動」で伝えることができる人でありたいと思います。

自分の子供たちも、そんな人になれるように。

まとめ

・子は親の鏡。親の「行動」を見て子は育つ。

「子育て」というものは、子供だけではなく、むしろ、親の方が育てられている気がします。子育て=自己啓発だと考えて、今後も積極的に関わるようにしたいと思います。

2012-06-18 | Posted in 子育てComments Closed 

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