子供を叱らずに言うことを聞いてもらう唯一の方法
自我が芽生えはじめた双子の父、有江慶彰です。
1歳10ヶ月になった双子たち、「ちゃんとやって!」とか「これはダメ!」とかいうと、反発して逆に言うことを聞きません。
もくじ
口を開かない
自分の子育て担当のひとつが、寝る前の「ハミガキ」。
これが、なかなか口を開かない。
こどもチャレンジのDVDを毎晩見て、
「ごろ〜んして」(仰向けになる)とか
「おくち、あーーん」とか
「しゅかしゅかしゅか」(ブラッシング)とか、
言葉の意味は覚えたみたいなのですが、実際にハミガキの時間になると、
やらない。
漢(おとこ)のプライドを捨てて、「はい、おくち、あーーん」とか、優しい声で言ってみたりもするのですが、しらーっと真顔でこちらを見つめ返してきます。
まったく、可愛い双子です。
「まだ無理?」からの→「出来る!」作戦
たしか「すくすく子育て」か何かで見たと思うのですが、こどもの自我が芽生え始めると、「自分でやりたい」という気持ちが育ち「まだ無理?」と聞かれると「出来るもん!」と答えたい気持ちが強くなるそうです。
これを思い出した私は、さっそくこれをハミガキに取り入れてみることにしました。
仰向けのまま、しらーっと真顔の長男に、私は話しかける。
「うん、そっか、口開かないよね。うん、なるほど、そっか、まだ小さいから開けないんだね。まだ1歳だからね。しょうがないね。出来ないんだね。そっかそっか。」
すると、どうでしょう。
こどもは魔法がかかったように、
クパッ
(口が開いた音)
「出来るのかよ!!!」
その後、それを横で見ていた次男にも、まったく同じ作戦を試してみたところ、すんなり口を開いた。しかも、ニンマリ顔で。
「Good job!!!!」
(褒め倒すと効果大)
緊張と緩和の魔法
笑いの基本といわれている「緊張と緩和」
いわゆる「ベタな笑い」というものをみれば、
笑いに中に、かならずこの法則が成り立っていることがよくわかる。
例えば、吉本新喜劇をよくみてみると、
シリアス、シリアス、シリアス からの → コミカル
といったような「緊張と緩和」がふんだんに使われているのがわかる。
例えば、こどもたちが大好きな、
「いないいなーい、ばぁっ!」
これも「緊張と緩和」だ。
いない、いない、あれ、どうしよう、いない、からの → いた!
試しに、こう変えてみるのはどうだろう?
「まずいまずーい、うんまっ!」
「こわいこわーい、かわいっ!」
「きらいきらーい、すきっ!」
きっと大好きなはずだ。
(まだ試していません)
こどもだけではなく、大人だって、この「緊張と緩和」が大好きだ。
寝ちゃダメ、寝ちゃダメ、からの、→ 寝ていいよ!
でも、お高いんでしょ? からの → なんと、9800円!
ツン、からの、→ デレ。
今回のハミガキの場合も、
出来ない?出来ないの?残念なヤツなの? からの → 出来る!
という「緊張と緩和」の魔法が働いたのだ。
この「緊張と緩和」を意識的に日常に取り入れていくと、楽しくて気持ちのいい世の中になるのではないかと思います。
まとめ
・「緊張と緩和」は、子育てにも有効。
強制するのではなく、気持ちよくやってもらうには、どうしたらいいか?
これからも、親と子の喜びが「かさなるところ」を探求します。