幸せな働き方を考える(その9:かさなるハッピーメソッド)

幸せな働き方を考える(その9:かさなるメソッド)
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小さなものの中にギュッと詰め込まれた幕の内弁当みたいなものが好き、有江慶彰です。

さて、今回は、幸せな働き方を考えるシリーズ、第9回目。

自分が今まで実践してきた、仕事の依頼主との幸せなコミュニケーションの方法を、「かさなるハッピーメソッド」と題して、ギュッとコンパクトにまとめてみたものを公開します!


もくじ

前回までのあらすじ

第6回目第7回目第8回目の記事を通して、「幸せな働き方」は、「自分」と「相手」の中にある「見えないもの」が「かさなるところ」にある、と考えました。

「自分の丸」と「相手の丸」が「かさなるところ」

必要なことは、自分の価値を的確に相手に「届ける」こと、そして、相手の気持ちを的確に「受ける」こと。

よって、幸せに働くためには、コミュニケーション力を高めることが重要である。

という考えに至りました。

ということで、今回は、自分が今まで実践してきた、仕事の依頼主との幸せなコミュニケーションの方法を「かさなるハッピーメソッド」と題して、ギュッとコンパクトにまとめてみたものを公開します!

お互い幸せ!「かさなるハッピーメソッド」

本邦初公開!

自分と仕事の依頼主、お互いの幸せを重ねるために考えた「かさなるハッピーメソッド」は、コレです。

ジャーン!

(1) か → かこ:「過去」の実績を振り返り、自分の「持ち札」を把握する
(2) さ → さいしゅ:相手の「欲しいモノ」を、自分から「採取」しに行く
(3) な → なぜ:「何故」それが欲しいのか?背景にある「改善したいコト」を捕らえる
(4) る → るんるん:改善後の未来に相手が「ルンルン」出来るように「切り札」を出す

(「相手」とは、お客さんだけとは限らず、仕事の依頼主である上司や同僚も含みます)

(1) か → かこ:「過去」の実績を振り返り、自分の「持ち札」を把握する

幸せに働くために、まずやるべきことは、自分の幸せを整理して把握すること。過去の積み重ねが今の自分。振り返る過去の実績は、以下の3つ(働く上で自分が幸せなこと)。

  1. ワクワクすること → ワクワクカード大作戦(第4回第5回参照)で明確にする。自分の表現の根っこになる。
  2. スムーズにできること(他の人より得意なこと) → 過去の事実を整理する。自分の性格が強く関係する。
  3. やってきたことを活かせること(経験のある技術・知識) → 過去の事実を整理する。不足しているならば鍛える。

上記の3つが「かさなるところ」(3つを全て満たすところ)を、自分の持ち札と考える。2と3だけでなく、1をかさねておくことが幸せに働く上で重要。

(2) さ → さいしゅ:相手の「欲しいモノ」を、自分から「採取」しに行く

相手(仕事の依頼主)の話をよーーく聞く。そして相手の話の中から、相手が欲しいモノを積極的に「採取」する。更にワンランク上のレベルで考えると、直接の依頼が無かったとしても、相手の行動や言動から、相手が欲しているモノ、且つ、自分の持ち札が役にたちそうなことを自分から取りに行き、「採取」できればスバラシイ。

(3) な → なぜ:「何故」それが欲しいのか?背景にある「改善したいコト」を捕らえる

相手の欲しいモノをそのまま実現しようとすると、本来の目的を見失う可能性がある。相手が何故それを欲しいと思うのか?たくさん欲しいモノが採取できたなら、それらに共通する理由は何か?よく考えて、その背景にある「改善したいコト」を捕らえる。相手に直接確認できる状況ならば、積極的に聞き込む。聞き込まれることによって本当に「改善したいコト」を相手が気付く場合も少なくない。

(4) る → るんるん:改善後の未来に相手が「ルンルン」出来るように「切り札」を出す

相手の「改善したいコト」が見えたら、自分の持ち札の中から、改善に役立ちそうなものを選び抜き「切り札」として「バシッ!」と出す。切り札を出す時は、その価値を感じてもらうために、相手の頭の中に改善された後の良い未来のイメージをふくらませるように努力して、相手の心がルンルンしてしまうことを目指す。「改善したいコト」が見えない場合は(2)(3)に戻る。それでもうまくいかない場合は持ち札が足りない可能性があるので(1)を見直す。

自分は、上記の方法を15年間ブラッシュアップしながら実践してみて、仕事が良い方向に進んだと強く感じているので、今回、ギュッとコンパクトにまとめて、公開してみました!

当然ですが、このやりとりの後、改善したいコトを自分の切り札(=しあわせなこと)を駆使して、改善してあげる必要があります。そして感謝をいただき、お互いハッピーになります。

いつも全てがうまく行くわけではないですが、これを、心がけているのと、心がけていないのとでは、人と円滑なコミュニケーションをとる上で、結果が大きく変わってくると思います。皆さんの「幸せな働き方」のヒントになれば幸いです。

まとめ

・「かさなるハッピーメソッド」で、お互い幸せになる!

これからも「かさなるハッピーメソッド」を実践し続けて、ブラッシュアップしていきます!

さて、明日は、もう少し考えの視点を広げて、「かさなるハッピーメソッド」に秘められた可能性について考えてみます!

2012-05-24 | Posted in 生き方Comments Closed 

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