人を動かす

いつも気持ちよくありたい。

そのために、切っても切れないテーマは「人」ではないかと僕は思いますが、どうでしょうか?

「人」というのは、同僚、上司、後輩、彼氏彼女、夫婦、親子、家族、友達、知人、自分と関わりを持つ全ての「人」を指していますが、自分だけではどうにもならないようなことが多い。だから難しいテーマなのだと思います。

デール・カーネギーの「人を動かす」は、僕が30歳の頃から15年間、人生のバイブルとして定期的に読んでいる本です。とにかく僕が一番好きな本なのです。もう何度も読むので、本もボロボロになってしまったから、Kindleで買い直すほどです。好きすぎて英語CD版も買ってみたのだけど、それは意味がまったく頭に入って来ないので売りました。まぁ、その話はいいか。

このタイトル、本の内容を知らないと、「え、人を動かすって…」ってなりますよね?笑

ちょっとヤバそうな雰囲気の邦題ですけども、英語のタイトルは「How to Win Friends & Influence People」で、直訳すると、「友達を獲得し、人々に影響を与える方法」ということで、まったく悪い意味はなくて、自分も相手も気分よく、相手に動いてもらうための方法が書かれています。

でも、こういう本って、読んだ後、頭では理解していても実行するのは難しいんですよね。

なので、僕もこの本に書いてあることがちゃんと実行できているとは言えないレベルだし、まだまだ勉強を続けないとダメなんですが、IT業界でシステム開発のプロジェクトマネージャーをやってきた20年の経験の中で、人に動いてもらわないといけない仕事をずっとやって来たし、若い頃は上の人からクソみたいな気持ちになるような不条理な仕事の振られ方もたくさん経験しました。大切な友達と大モメしたこともあるし、8歳になる双子の育児でうまくいかないことも沢山ありました。

そんな経験の中で、「これはもう絶対効果があるから習慣にしたほうがいい!」と個人的に実感している7つのポイントを、この本の中からシェアします。

あなたの役に立てば嬉しいです。


もくじ

1. 重要感を持たせる

これが一番の秘訣。

重要感というのは、自分がお願いしたいことの重要感ではない。

話す相手、お願いする相手、その人の存在に対しての重要感です。

相手がその重要感を受け取る前に、いくら強く言われても人の気持ちは動かない。

まずは自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。

秘訣はこれだけと言ってもいいかもしんないくらい大事。

2. 顔をつぶさない

絶対に自分が正しくて、絶対に相手が間違っている時って、ありますよね?

そんな時、自分が正しいってことを思いっきり言いたくなりますよね。笑

だけど、相手の顔をつぶすことは相手の自尊心を傷つけるだけで終わってしまう。

目的は相手を傷つけたいわけではなくて、動いてもらうことです。

100パーセント自分が正しいと思える場合でも、小さなことなら譲ったほうがいい。

3. おだやかに話す

親切、友愛、感謝。

これらは、荒々しい怒鳴り声とは逆で、容易に人の心を変えることができる。

怒りの感情というのは、一つの打ち手だと僕は思っています。

打ち手としてはスジが悪い。

怒ると自分の健康にも悪いから、良いことが一つも無い。

笑うとガンも治る。

4. 誤りを指摘しない

相手の言うことに敬意を払う。

間違っていても、指摘をしない。

つい言いたくなるけど、ハッとしてグッとこらえる。

それが些細な間違いだったとしても、指摘された相手は、自分の頭脳、判断力、経験、自信、誇り、自尊心を、まるごとブチのめされるくらいの傷を受ける。くらい思っておいたほうがいい。

そして、傷つけられたのはその人の「理論」ではなく、その人の「感情」なのです。

5. 口論しない

口論に勝つ一番の良い方法は、口論をしないこと。

もし、勝ったとしても、相手の好意は絶対に得られない。

人に動いてもらいたければ、真正面から逆ベクトルの方向に強烈な一撃をかましても、逆効果。

ビリヤードのようにクッションを効かせて、相手に気づかれないようにやる。

6. 人の立場に身を置く

定番の考え方だけど、いつも意識しておかないと忘れがち。

「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか?」この一点だけを考える。

その時、相手の立場に身を置いて考えることが出来なければ、よい方法は思いつかない。

僕たちが磨かなければいけないスキルは、相手の立場を理解し、自分の立場と同時に相手の立場からも物事を見ることができるスキル。

7. 笑顔を見せる

経営、販売、教育、恋愛、様々なシーンで笑顔の効果は絶大だ。

笑顔には、しかめっ面よりも豊かなメッセージがたくさん詰まっているから、言葉も不要な時さえある。

子どもを励ますほうが、罰を与えるよりも教育の方法として優れいていることと同じ。

そして、どんな時であろうと、ユーモアを絶対に忘れてはいけない。

相手も笑顔にしてあげよう。

笑いを超えるものは無いと、僕は信じています。

最後に

僕の経験の中で、「これはもう絶対効果があるから習慣にしたほうがいい!」と個人的に実感しているポイントを7つ、「人を動かす」の本の中からシェアさせていただきました。

こんな記事を書いてしまったせいで、「出来てねえじゃねえか!」と言われそうですが笑、まわりを変化させる唯一の方法は、自分自信が変化(進化)することだと僕は思います。

未来の自分への課題の意味も込めつつ、この記事があなたの役に立てば、ブログを書く者としてこれ以上嬉しいことはありません。

2019-03-07 | Posted in 生き方Comments Closed 

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