パパ、お月さまとって!

公開日: : 最終更新日:2014/11/22 絵本



 好きな本はなんですか? こういう質問にスパッと答えられるとカッコイイですよね。まあ僕はたくさんありすぎて特定できないんですけど。でも僕は本が好きだし、本は人生を変えるくらいの力を持っている。

 パパが娘のために空から月を取ってくる。そんな素敵なお話の「パパ、お月さまとって!」を鎌倉に住む友人にもらった。僕も好きなエリック・カールの絵本で、息子たちも本棚からよく選んで持ってくる。

 僕がゆっくり読み聞かせが出来るのは休日のお昼寝の時間だ。双子の間に挟まって絵本を開く。なるべく早くグッスリ寝てもらいたい(自由で静寂な時間を確保したい)ので、寝っ転がって、腕が疲れるけど仰向けで絵本を開く。

「ぱぱ!」
「ぱぱ!」

 絵本の中の家の窓際にいるパパを指さして息子たちが言う。

 「そう、これがパパだね」

 同じ家の窓際にいる娘の絵を指して、これは自分たちだと言う。絵本の中へ瞬時に入り込めるから子どもってスゴイ。

 この絵本には簡単な仕掛けがあって、横開きにビローンと長いハシゴを運んだり、縦に開いてハシゴで高く高く昇ったり、ズバーンと絵本よりもひとまわり大きな満月に会うこともできる。

 息子たちは、まるで絵本の中のパパと一緒に月を取りに行く冒険に出ているみたいに、夢中で見入る。

 最後のオチは、ここでは言えないけど、息子たちが順番にラスト(最後の3ページくらい)を読み上げる。というか文字はまだ読めないので、僕や妻が読んだ言葉を覚えていて、まるで読み上げているみたいに絵本を開き進めて、最後に「おしまい!」と言う。その時の満足そうな2人が僕は好き。そういえば最近、僕が絵本を読んでいる間に眠ってしまった時があった。それもなんだか平和な感じで悪くない。

 僕が小さいころは、あまり本を読まなかった。もっと読んでおけばよかったと今は思っている。だから息子たちには本の魅力を早く知ってほしいし、押し付けるつもりは無いけど、読み聞かせ自体を楽しいものとして認識してほしい。親としては面倒くさいことも多いけど。

 この親密なコミュニケーションの場をなるべく多く持つことで、世界は人間関係と言葉で成り立っているということを僕は息子たちに伝えたい。

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