一番いい時


 一番いい時っていつでしょう。何気ない出来事、当たり前の風景が、後になって、あの時は一番よかったなぁなんて思うことがたまにありますよね。そんな「後の自分」を先回りしてリアルに想像できた時は、目の前の今が有り難いと思える。うまく出来ない時も多いけど。

 先週末、兄の家に家族が大集合した。兄の子ども達は、大学生と高校生と中学生。食事の後、うちの3才双子を近所の公園まで遊びに連れていってくれて、僕と妻は久しぶりにゆっくり過ごすことができた。感謝。

 兄の家で、いつも見せてもらうものがあります。大きくなった子ども達がまだ小さい頃に撮りためたホームビデオ。もうすっかり落ち着いた雰囲気の甥と姪たちだけど、その映像の中にはまだ無邪気であどけない頃の様子が記録されている。ヤングチームが公園に行っている間に、今回も見せてもらって、厳格な親父さんも含め、よく笑った。

 何かの特別な日に撮った映像もよいのだけど、何気ない日常を撮った映像のほうが笑えるし、なんだかグっときます。双子が生まれる直前に初めて見せてもらった時は感化されて、すぐに最新のHDD付きビデオカメラを買った。

 そのホームビデオ専用カメラで、我が家でも誕生のシーンからずっと、少しずつだけど気が向いた時に撮っている。たまに観ると、育児でドタバタしていた時の記憶って本当に薄くて、そうそうこんな声を出してたわぁとか、寝返りしたとかでいちいち感動してたなぁとか、顔がガッツ石松とか、まだ3年6ヶ月分だけど、いま観ても面白い。

 つい先日、ビデオカメラ本体に付いてる64GBのHDDがとうとういっぱいになってしまった。外付けHDDを買えばうちのDIGAで観れるのかな?SONYで撮ったのをPanasonicで観る。なんか気が引けるけど調べてみよう。とにかくデータをどこかに退避しないと次が撮れない。今が一番いい時なのに。

2014-03-20 | Posted in 子育てComments Closed 

関連記事