子供じゃなくて友達

「いるか、きって!」

 紙とハサミを持って駆け寄ってきた双子長男。何のことだ?と思ったら、切り絵みたいに動物の形に紙を切る遊びが、最近の息子達のブームらしい。

 でもまだ一人でうまく切れないので僕にお願いしてきたのだ。

 適当にチョキチョキとイルカみたいな形に切った紙を手渡す。

「はい、どうぞ。イルカだよ」

 イルカの形をした紙をうれしそうに泳がしながら隣の部屋へ駆け戻る。そしてまたすぐに僕の所へやってくる。

「いるか、きって!」
「えー、また? 今、切ったばっかりじゃん」

「いるか、いーっぱい、ほしいの」
「しょうがないな」

 そんなふうに何度も切らされて面倒になってきたので、ちょっと手抜きをして、小さく切ったやつを渡す。

「はい、これはね、子供のイルカなんだ」
「ちっさい! こども?」

「そう、子供ってわかる?」
「ちいさい、ひごいは、こどもーたーちー♪の、こども?」

「そうそれ、鯉のぼりの歌に出てくる「子供」だよね、良く知ってたね」
「こどもー!」

 最近、言葉が増えるスピードが速くて驚く。

「『子供』って意味わかる? 君も、パパとママの『子供』なんだよ」
「こども、ちがう」
「え? 違うの?」

「ちがう、おともだち」

 息子達とは友達みたいな関係でいたい。と、僕は思っている。それが将来の目標なのだ。だから、少し驚いた。

 まぁ、まだ3才だし、たぶん何のメッセージもなくて言ってるのだろうけども、時々、息子達が言うことに、ハッとさせられる。

2014-06-18 | Posted in 育児・子育てComments Closed 

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