11の「かさなるところ」 〜 その7. 道具:デザインと素材 〜

11の「かさなるところ」 〜 その7. 道具:デザインと素材 〜

「道具」に対する、我が家のモットーは、

1つの役割に、1つの道具。

暮らしの道具展

2011年3月。

双子が生後5ヶ月の頃。

育児も落ち着き、いつまでも家の中でジッとしていられない妻と僕。

スリングで双子を一人ずつ抱えて、久しぶりに街まで出た。

妻のアンテナにひっかかったのは「暮らしの道具展

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PHOTOS_SATOSHI YAMAGUCHI

軽い気持ちで、フラッと行ったわりには、得たものが大きかった。

どこを見ても、僕たちが気に入る道具ばかり。

美しさ、機能性、質感、耐久性。

どれも満たしている道具が、そこにあった。

今、持っている道具を、もう一度よく見た

展示会から帰宅後、家の中をよく見る。

引き出しの中には、充実した文房具。

キッチンには、多種多様な器具。

クローゼットには、溢れんばかりの衣服。

家の中は道具でいっぱい。

不足しているものは、ほとんどない。

一見、豊かに見える。

でも、何か、腑に落ちない。

「衣・食・住」を支える道具

「道具」は、暮らしの柱である「衣・食・住」を支えるものだ。

暮らしを、もっとシンプルに洗練したい。

ならば、まず「道具」を洗練したほうがいい。

同じような機能をもつ、たくさんの文房具。

とりあえず買い揃えたが、出番がないキッチン器具。

もう今は気に入っていない去年買った衣服。

これらは、正直言って、無駄だ。

たとえば、家の中に、3つのハサミがある。

気に入ったポイントは、それぞれ違う。

この3つのハサミを合体させて、

美しさ、機能性、質感、耐久性、全てが気に入るハサミに、

交換することが出来たら、どうだろう。

たった1つの、超お気に入りのハサミだ。

紙を切るのが、どれだけ楽しくなるだろうか。

1つの役割に、1つの道具。

超お気に入りの道具を、役割ごとに1つずつ、

ゆっくりと買い揃えて行く。

そうやって少しずつ、暮らしをシンプルに洗練させていくと決めた。

お気に入りの道具だけに囲まれる生活。

想像するだけでわくわくする。

しかし、道具との出会いを急いではいけない。

道具と出会うまでの「ストーリー」が、

実は、一番大事だったりする。

2012-10-02 | Posted in 生き方Comments Closed 

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