オモチャの山

 オモチャの山が出現した。突如、部屋の真ん中に。スクラップ置き場みたいに雑多な感じで大きな山。

 さっきまで息子たちがiPadで遊んでいた位置だ。僕が洗い物をしている間に、なんだかキャッキャキャッキャ楽しそうだなあと思ったら、家じゅうのおもちゃを掻き集めて、iPadの上に大きな山を作ってしまったのだ。やれやれ。

 まあ別に怒る程のことでもないのだが、これをやられると片付けるのが大変だから憂鬱になる。ミニカー、人形、ブロック、積み木、クーピー。家じゅうのほとんどのオモチャが一カ所に終結しているからね。よく見るとビリビリに破った紙とか混ざっているから、もうゲンナリだ。

 ただ、息子たちはとても楽しそうにケタケタ笑っているので、ここは飽きるまでしばらく放っておく。さて、いよいよ飽きて片付ける時になったら、そこで最近ひとつ有効的な技がある。

「片付けろ!」と言っても「いやーやー!」と、何処で覚えたのか関西弁みたいなイントネーションで挑発的な反発が返ってくるだけなので、ここはグッとこらえつつ、「よし、パパが片付けるから、君たちはそっちで遊んでていいよ!」と出来る限り優しく、且つ、楽しそうな声で言う。

 そうすると、自分でやる!と言い出して、自分たちで片付けはじめる。「お、いいね、部屋が片付くと気持ちがいいよね!」と楽しさに念を押した後に、「遅い!パパの動きを見ろ!そして感じろ!ほら速いよ!」とか言って倍速で挑発すると、「はやいよ!はやいよ!」と息子たちも負けじとスピードアップする。毎回うまくいくわけではないが、だいたいこの作戦で勝てる。ただ、面倒なのは変わりないけど。息子たちだけで片付けることを覚えて欲しい一心です。

 そのうち「うん、じゃあ僕たちこっちで遊んでるから、パパ片付けといて、よろしく」とか言われてしまうかもしれないけど、今はこの手が有効なのです。3歳6ヶ月の息子たちは、まだまだ可愛い。

2014-04-04 | Posted in 子育てComments Closed 

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