11の「かさなるところ」 〜 その5. 住宅:自然と都会 〜

11の「かさなるところ」 〜 その5. 住宅:自然と都会  〜

渋谷で生まれ、渋谷で育ちました。

社会人になって実家を出た後、7回ほど引っ越しをしました。

住んだことがあるのは、渋谷区、世田谷区、中野区、杉並区。

物件探しの条件は、駅近、築浅、設備の充実、会社まで30分以内。

とにかく「都会」を中心に暮らしてきました。


もくじ

Bali

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2009年、妻と Bali に行きました。

はずかしながら、僕は初めての海外。

海に来たのも、もう十何年ぶり。

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夕暮れから夜にかけて、浜辺にあるレストランで、

新鮮なシーフードを頬張りながら、

よく冷えたビンタンビールを、妻と楽しむ。

高級料理ではないけど、最高に優雅なひととき。

穏やかに、ゆっくりと流れる Bali の時間。

自分の暮らしの中に、何かが足りない気がしました。

沖縄 古宇利島

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翌年2010年、双子を出産する前に、妻と沖縄の古宇利島に行きました。

エメラルドグリーンの海と妊婦。

誕生日プレゼントに妻からもらった広角レンズで撮りました。

お気に入りの一枚。

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古宇利島にある全室オーシャンビューのゲストハウスに宿泊。

フロントで受付の必要がなく、食事もない。

鍵は秘密の場所にある。宿泊のみの低料金。

部屋には、キッチンや冷蔵庫が付いていて、食器もあるので、

好きな食材を持ち込んで、ゆっくりできる。

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木々の緑。空と海の青。

のどかな景色を見ながら、朝食をとる。

テーブルに並んでいる、パン、ヨーグルト、フルーツジュースなどは、

レンタカーでここへ来る途中に見つけた小さなコンビニみたいなお店で買ったもの。

ベーコンやタマゴも、そこで買って、キッチンのフライパンで妻が焼いた。

この景色を見ながら食べると、全て「ご馳走」に変わった。

葉山

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双子が生まれる前、神奈川県の葉山に引っ越した夫婦の家に遊びに行きました。

彼は、阿佐ヶ谷に住んでいた昔の同僚。

かなりの「面白人間」なのですが、仕事に対してはトコトン真面目で、システムエンジニアとしての技術も高く、会社から求められるものも大きい。

いつも仕事中に「左目の下がピクピクする」とか「左手の小指がしびれる」とか言って、かなり「心」が疲れていました。

久しぶりに会った「葉山の彼」は、とても穏やかで、にこやかでした。

仕事先は新橋。

疲れた時は浜辺を散歩するだけで、色々なものが回復するらしいです。

海に向かう途中のお肉屋さんで、奥さんと一緒に揚げたてのコロッケを買って、浜辺で海を見ながら食べるのだそうです。

それを話してくれた後、大雨の中、車で浜辺まで連れて行ってくれました。

ちなみに奥さんも、かなり面白い人です。

スーパーに食材を買いに行く途中、

「やっぱり『釣り』にしよう」

と予定を変更して、本当に魚を釣って帰って来ます。

とてもそんな人には見えない美人さんなんですけど。

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海の近くでは、威勢のいい漁師さん達が、その日に捕れたばかりの魚を売っていました。

我が家も新鮮な魚を何匹か買って帰る。

漁師のいる街。いいですよね。

鎌倉

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暮らしの中に「自然」が足りない。

この数年間、そう強く感じるようになりました。

しかし、いままでずっと「都会」を中心に暮らしてきた者としては、いきなり自然の中で暮らすことも考えられない。

そこで、都心にもアクセスがよく、緑や海もある「鎌倉」が気になり始めました。

何より、鎌倉には、僕も妻も大好きな、食べ物、雑貨、イベントが、たくさんある。

実は双子が生まれる前に、鎌倉・逗子あたりの物件を何度も見に行ったのですが、都心部ほど賃貸物件の数自体がないようで、なかなか気に入るところがありませんでした。

双子が生まれて、とにかく広いところへ引っ越そうと、今の家に引っ越したのですが、早いもので来年の1月で2年が経ちます。更新の時期です。

このタイミングで、なんとか鎌倉近辺に引っ越します。

不安もありますが、とにかく2年住んでみます。

思考の次は、「行動」あるのみ。

2012-09-24 | Posted in 生き方Comments Closed 

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