『風を感じる』木々のざわめき、鎌倉の小道さんぽ。

　いつも通る道の脇に、妻とみつけた小道。

　少し風が強かったけど、先週末は、とても天気が良くて、

　家族で鎌倉をさんぽする途中に、

　気持ちのいい小道を、見付けたのです。

緑が美しい安養院

　途中に立ち寄ったのは、山の緑が美しい安養院。

『安らぎを養う』とは、意味が深い。

　そのまま安養院に入ってみてもよかったのだけど、

　その脇に、僕たちをひっそりといざなう小道を発見。

「こっち、行ってみる？」

　冒険心をくすぐる妻の声に同意し、

　僕たちは迷わず小道のほうへ。

道は狭いのに、空が広い。

　小道に入って、上を見上げると、

　道は狭いのに、なんだか、すごく、空が広い。

　安養院の山のすぐ近くなので、

　風が通り抜けると、ざわざわざわーっと、木々の声がする。

　心が、洗われました。

　たんぽぽの綿毛をみつけた双子長男。

　綿毛を『ふぅっ』と拭くのが大好きな、

　双子次男にプレゼント。

　優しい子に、育ったね。

　そんな二人の様子を見て、少し嬉しくなりました。

　狭くて、短い小道だけど、

　野花がたくましく咲いていたり、

　石垣の隙間からトカゲが出たり、

　自然を身近に感じることができる、

　ステキな小道でした。

　都心と比べて、少し不便なこともあるけれど、

　鎌倉に越して来て、良かった。

　小道を抜けた後の帰り道も、

　綿毛を拭いて遊ぶ、双子次男。

　いつの間にか、ちょっとだけ、

　横顔が大人っぽくなったかな。

　自然を身近に感じて、

　気持ちのいい、週末でした。

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