東京タワーと富士山


 東京タワーは死の象徴、富士山は生の象徴。だから日本人は東京タワーと富士山に心が動く。

 そんな話を聞いたことがあるけど、どこで聞いたのかは忘れてしまった。ちなみに東京タワーは、いらなくなった戦車の鉄を再利用して作られています。知ってました?

 その日は富士山がよく見えた。夕暮れの空が明るいオレンジ色に染まって綺麗だったので、いつも走る7kmコースのUターン地点である稲村ケ崎を越えて、山を半分に割ったような道も越えて、10km走った。10km走るのは人生で2回目で、1回目もこの道を同じ理由で走った。

 小さい頃、渋谷のビルに住んでいた時も、天気がいい日は屋上から富士山が見えて(すごく小さかったけど)、そんな日は気分がよかった。鎌倉に引っ越してからは、富士山がすごく大きく見える。写真よりも実際に自分の目で見たほうがぜんぜん大きい。あれ不思議ですよね?満月とか。

 普段より少しだけ頑張って山路を走り抜けた後に見る七里ヶ浜と富士山。ご褒美みたいなこの景色が僕は好きです。車でドライブしたら、それはもちろん気持ちがいいと思うけど、ゆるやかにカーブした道の山の脇から大きな富士山が徐々に見えてくる時の感動は、自分の足で走ってみないとなかなか味わえない。疲れるけど。

 そういえば最近、東京タワーに行ってない。今度ひさしぶりに行ってみようかな。職場が近いから毎日見てるんだけど。特に蝋人形館に入りたい。マイケルジャクソンとかいるところ。

2014-03-28 | Posted in 雑記Comments Closed 

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