英語は勉強しない



 英語の音だけを覚える。スペルとか意味は後回し。気になっても絶対に調べちゃダメ。

 基礎的な発音練習(聞き取るために)もやるけど、最初の4〜6週間はとにかく英語を聞き取ることに徹する。最近買った英語本「ITエンジニアがゼロから始める英語勉強法」のやり方です。いろいろな英語の勉強法に手をつけてきたけど、最初だけとはいえ、ここまで音のみにこだわるやり方は初めてです。先週から開始して7日間やってみた。

 この本の中では「単一CD」と呼んでいるけど、聴き込むCDを特定の1枚に絞り込むのが特徴。初期構築フェーズの7ヶ月間、ずっとこの単一CDとお付き合いすることになる。

 推薦CDは「英語は絶対、勉強するな!」に付属している「聞き取り・書き取り用CD」だ。2001年に出版された少し古めの本で、Amazonで2〜4週間待ち(今見たら売ってた)で、職場の近くの書店でも2週間待つと言われた。ダメもとで仕事の帰りに鎌倉の東急ストアの上の小さな書店に寄ってみたら1冊だけ在庫があった!あきらめずに探してよかった。この手の本は気持ちが乗ってる時に手に入れたいですよね。

 このCDを最初に聴いた時、「やばい、速すぎる、ムリかも」と思った。完全にネイティブのスピードだ。早口で音がつながっちゃってるやつだ。僕が今まで聴いてきた英語本のCDは少し遅めだったことに改めて気付く。内容は会社員や学生の日常会話がぎゅっと詰まっていて、ほとんどずっと会話している。早口だけど、無駄がなく凝縮されているのはよい。ちなみに目当てはこのCDだけで、本の内容はストイックすぎるようなので今はやらない。(読みたくなったら読んでみます)

 正直なところ、このCDのようなスピードで話せるようになる自分がまったく想像できないけど、とにかく本の通りに聴き込んでみる。朝は発音練習(UDA式30音練習帳)をやって、通勤中は歌を聴いて覚えるように、音程やリズムだけに注力して単一CDを聴き込む。7日間やってみて、2つのことに気づいた。

 1つ目は、最初は何を言ってるのかサッパリだったのだけど、なんとなく意味がわかってきた。なんとなくなので、もしかしたら全然違う意味かもしれないけど(まだ調べちゃダメなのでわからないけど)、声の強弱、高低、声色などで、何か本質的なものが伝わってくる。うまく言えないけどそんな気がする。

 2つ目は、話の最後にオチがついたっぽいな、とか、これってもしかして恋愛の話?とか、少しだけ意味が分かると(分かる気になると)、「話している内容をもっと詳しく知りたい!」という気持ちが心の底から純粋に湧いてくる。これって、コミュニケーションの根本というか、語学を学ぶ者にとって、とても大事な気持ちなんじゃないかな?

 音を覚えてから、文字や意味を覚える。赤ちゃんが言葉を覚える順番とまったく同じなのが納得がいくし、わかりやすい。今週も続けます。

2014-04-01 | Posted in 雑記Comments Closed 

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